狼男子に好かれました。
どんどん足音が近づいてくる。



私はぎゅっと目をつぶった。



そして、ついに男子とご対面してしまった。



「あ、あの・・・何も聞いてません!」



ご対面してすぐに私は言い放った。



「ふっ。俺まだ何もいってねーけど?」



あ、そうだった。



私のばかあああ!!!



すると、またギシッというベッドの音が保健室に響いた。



ん・・・?



今、体動かしてないよね?



不思議に思い、硬く閉ざしていた目をそっと開けた。



すると、目の前にはとても整った顔があった。



「ふぇ?!」



驚きのあまり、つい変な声を出してしまった。



ていうか、こんなに整った容姿をした人いた?



なんて事を考えていて、この整った顔が私の顔にどんどん近づいてくるのが分からなかった。


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