クレーマー
「さっき京一郎と何を話してたんだよ」
「う……この美が休んでるから……心配だねって……」
くぐもった声で果歩が答える。
その目には涙が浮かんでいた。
「お前がそんな事心配しなくていいんだよ。この美を使って京一郎にヘラヘラしやがって!」
あたしはそう言い、ナプキンの袋を更に口の奥までねじ込むと果歩のお腹を蹴り上げた。
「うっ!」
とうめき声を上げて体をくねらせる果歩。
そのもだえ方がまるで芋虫のようであたしは笑った。
果歩のお腹や背中を何度も蹴り上げ、京一郎に二度と近づくなと言い聞かせる。
果歩が邪魔になってあたしの計画が台無しになるなんて、絶対にあってはいけない事だった。
果歩はこれから先もずっとあたしの忠実なしもべであり、ストレス発散の道具だ。
「果歩、ご苦労様」
満足したあたしは朦朧としている意識の果歩を残し、トイレから出たのだった。
「う……この美が休んでるから……心配だねって……」
くぐもった声で果歩が答える。
その目には涙が浮かんでいた。
「お前がそんな事心配しなくていいんだよ。この美を使って京一郎にヘラヘラしやがって!」
あたしはそう言い、ナプキンの袋を更に口の奥までねじ込むと果歩のお腹を蹴り上げた。
「うっ!」
とうめき声を上げて体をくねらせる果歩。
そのもだえ方がまるで芋虫のようであたしは笑った。
果歩のお腹や背中を何度も蹴り上げ、京一郎に二度と近づくなと言い聞かせる。
果歩が邪魔になってあたしの計画が台無しになるなんて、絶対にあってはいけない事だった。
果歩はこれから先もずっとあたしの忠実なしもべであり、ストレス発散の道具だ。
「果歩、ご苦労様」
満足したあたしは朦朧としている意識の果歩を残し、トイレから出たのだった。