クレーマー
☆☆☆
ご飯を食べ終えたあたしは真っ直ぐ自分の部屋へと向かった。
鞄の中からワンピースを取り出し、ハンガーにかける。
ワンピースは明日も持って行こう。
なにがあるかわからないし。
そう思い、鼻歌を歌いながら机に向かう。
あたしが初めてクレームを入れたのは受験勉強をしている時だった。
どうしてもわからない問題があり、何度も同じ問題で躓いてしまっていた時。
むしゃくしゃしながら夜のコンビニに夜食を買いに行くと、その時の店員がお釣りを間違えて渡してきたのだ。
家に帰ってからその事に気が付いたあたしは、頭の中でなにかが音を立てて切れるのを聞いていた。
お釣りを間違えるくらい、きっと誰にでもあるミスだ。
頭では理解しているのに、その日はどうしても許す事ができなかった。
早く勉強を再開すればいいのに、そんな事も考えずに再びコンビニへ向かった。
同じ店員がまだレジにいる事を確認して、大股でコンビニに入る。
そして、今日と同じように怒鳴り散らしたのだ。
たった10円少なかっただけなのに、どうしてあたしはこんなに怒っているんだろう?
ご飯を食べ終えたあたしは真っ直ぐ自分の部屋へと向かった。
鞄の中からワンピースを取り出し、ハンガーにかける。
ワンピースは明日も持って行こう。
なにがあるかわからないし。
そう思い、鼻歌を歌いながら机に向かう。
あたしが初めてクレームを入れたのは受験勉強をしている時だった。
どうしてもわからない問題があり、何度も同じ問題で躓いてしまっていた時。
むしゃくしゃしながら夜のコンビニに夜食を買いに行くと、その時の店員がお釣りを間違えて渡してきたのだ。
家に帰ってからその事に気が付いたあたしは、頭の中でなにかが音を立てて切れるのを聞いていた。
お釣りを間違えるくらい、きっと誰にでもあるミスだ。
頭では理解しているのに、その日はどうしても許す事ができなかった。
早く勉強を再開すればいいのに、そんな事も考えずに再びコンビニへ向かった。
同じ店員がまだレジにいる事を確認して、大股でコンビニに入る。
そして、今日と同じように怒鳴り散らしたのだ。
たった10円少なかっただけなのに、どうしてあたしはこんなに怒っているんだろう?