クレーマー
☆☆☆
すべての試験が終わり、あたしは自分の机に座ったまま放心状態だった。
全力を出し切ったせいでなんだか頭がボーっとしている。
「知世! やっとテストから解放されるね!!」
嬉しそうにそう言って来たのは花梨だった。
ついさっきまでテストが全然できなかったと半べそをかいていた花梨だけれど、明日から2連休になるので嬉しそうな顔をしている。
「本当だね」
あたしは花梨の笑顔にホッとして、ほほ笑んだ。
「明日はどこか行くの?」
「ううん。特に予定はないよ?」
「じゃぁ、一緒に遊びに行かない?」
花梨がニコニコと笑いながらそう言ってくる。
花梨は家で勉強をしていた方がいいんじゃないかと思うが、いざとなればあたしが勉強を教える事もできるので、黙っておくことにした。
「そうだね。沢山頭を使ったから甘い物でも食べに行こうよ」
「賛成!!」
花梨は子供のように喜んで飛び跳ねたのだった。
すべての試験が終わり、あたしは自分の机に座ったまま放心状態だった。
全力を出し切ったせいでなんだか頭がボーっとしている。
「知世! やっとテストから解放されるね!!」
嬉しそうにそう言って来たのは花梨だった。
ついさっきまでテストが全然できなかったと半べそをかいていた花梨だけれど、明日から2連休になるので嬉しそうな顔をしている。
「本当だね」
あたしは花梨の笑顔にホッとして、ほほ笑んだ。
「明日はどこか行くの?」
「ううん。特に予定はないよ?」
「じゃぁ、一緒に遊びに行かない?」
花梨がニコニコと笑いながらそう言ってくる。
花梨は家で勉強をしていた方がいいんじゃないかと思うが、いざとなればあたしが勉強を教える事もできるので、黙っておくことにした。
「そうだね。沢山頭を使ったから甘い物でも食べに行こうよ」
「賛成!!」
花梨は子供のように喜んで飛び跳ねたのだった。