クレーマー
知らない
家を出たあたしはい印刷した住所を手に持っていた。


少し遠い場所のため、自転車を出してこいでいく。


せっかく気分がよかったのに、お母さんの一言のせいですべてが台無しだ。


順位は1位じゃなかったし、順位なんて関係ないということもない。


あたしにとっては1位という順位じゃないと意味がないのだから。


自転車を15分ほどこいでいると、住所に近い場所までやって来る事ができた。


以外にも閑静な住宅街が広がっている。


あたしはスマホで地図を出し、確認した。


相手の家はすぐ近くだ。


細い路地を右に曲がると大きな二階建ての家が見えた。


今日は天気がいいからベランダには布団が干してある。


あたしは自転車を縁に置いてその家のチャイムを押した。


少し待っていると中から足音が聞こえてきて玄関が開いた。


そこに立っていたのはあたしと同じくらいの女の子で、すぐにクラス写真の子だと言う事がわかった。


ミカンが言っていた通りかなり派手系な子だ。


すれ違ったのは本当にこんな子だったっけ?


もう少し地味な子だったかもしれない。
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