鈍感プリンセス
「はは、かわいいね君」


え?俺の心の声漏れた?!


やべぇ今の絶対聞かれてたよな?!


内心焦ってるけど平心を装う。


「名前はなんていうの?」


改めて聞いてみた。


「え、えと…」


やべぇ。赤くなって俯き始めた女の子を見て


俺はにやけそうになってしまう自分を


必死で抑える。



「成宮、瑞葵です」



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