鈍感プリンセス
大縄の練習は、あの後10分くらいで


終わった。

〜キーンコーンカーンコーン


体育祭練習終了のチャイムだ。


このチャイムが鳴ると、どの学年も


どのクラスも練習を終わりにしなければ


ならない決まりになっている。


俺は疲れきっててボーッとしながら


校庭を歩いて校舎に入ろうとしていた。


すると、

「ねぇ、君さ…」

今誰か俺のこと呼んだ?気のせいかな。


俺はボーッとしていて無視(?)をした。


「ねぇ、君」


今度は後ろから肩を叩かれ、


俺のことを呼んでいるのだと


やっと気づいた。






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