野良猫は膝の上で眠る


でも見えなくても、クロの存在は私の中で大きくて安心材料だった。

たまに会ったときに見る優しい目が好きだった。


その瞳に私が映っていたことなんてなかったけど。



でも、そろそろ自分の力で生きて行かないと。

ていってもはるに頼りきりだけど。

いつまでも迷惑かけているわけにはいかない。


お世話になりましたってちゃんと言えるかな。







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