mail&love
それからあっという間に授業が終わった。

「舞ばいばーい!!」


私は舞に手を振った。


「はーい!!また明日聞かせてよ~?
今日もメールするだよー」


え。きょ、今日も?!


そんなこと言ってるうちに教室には誰もいなかった。

うーん。

図書室言って勉強でもしようかな~?


私はとぼとぼ一人で図書室に向かった..


ガラッ


「あっ…西田君.」

図書室で西田君が勉強していた。

あの優秀な西田君。
いつも成績は1位で
そんな西田君も勉強したりするんだ…

「あっ…参ったな。見られちゃったか」

あっ…私みたら駄目だったのかな?!

「ご、ごめん…帰るよ」


私はドアを開けようとした。


バシッ
「良いよ。全然、一緒に居て?」


後ろを振り返らなくってもわかった


西田君が後ろからおいかぶさって私がドアを開けようとしていた手を掴んでいた。
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