男嫌いな私と女好きな君
「それは…無理!! もうターゲットにしちゃったからね♪」
…は??今、なんて言ったこの人、ターゲットってなによ。
第一私は男嫌いで学校では有名なのよ?!
絶対このひとと関わりたくないわ。
「あっ、自己紹介まだだったね!! 立花 凜空です♪ よろしくね、美音ちゃん!! 早速で悪いんだけど……」
「僕と付き合ってくれないかな??」
「……………………は?」
というか立花凜空ってなんか聞いたことあるような…??
「スルーしないでよお〜 ぼく傷ついちゃうんだからねっ」
「その喋り方うざい、関わらないでって言ったでしょ」
「じゃーあー、直すから僕と付き合ってよ」
この人は物好きなのかしら??
変な人ね、まったく。
「むりです、私は帰ります。」
「あっ、まってよ美音ちゃん! まだ話がっ……」
もう、知らないわ、あんな男。軽くてチャラそうなあんなやつ見たくもない。
ムカムカして歩いてたら家に着いちゃった。
もう今日は疲れたからお風呂入って寝よーっと。