男嫌いな私と女好きな君
次の日

「おはよー、愛結」

「あ、おはよう美音」

やっぱり愛結はかわいいな〜。

いやされちゃうっ。

「ねぇ、美音??昨日なんかあった?」

え、昨日?

なんかあったっけな、

あっ

「なんか、付き合ってって言われた。」

これであってるよね?

「やっぱりね、その噂でみんな混乱してるのよ」

う…うわさ??

「訳分からないって顔してるわね。美音あんた王子にコクられたんでしょ?」

「王子ってだれよ。」

「立花凜空、別名 王子。 しらなかったの?」

へぇ〜、立花凜空って有名人だったんだね。

しらなかったやぁ…ってか

「なんで噂になってるのよ!!」

いみわからないわ。

「美音、声でかいわよ。 あのね今日立花凜空くんがおれは美音と付き合うんだーって叫んでたのよ?」

は?ちょっとまって。

「わたしOKしてないんだけど!しかも男なんて嫌いすぎて関わりたくもないのに」

最悪だよ。

「でも、凜空くん今回は本気っぽいってみんな言ってるの。ちょっと考えてあげたら?男嫌いもなおるかもだし」

今回はってなによ。

前までは遊んでた人ってことかしら。

「そうよ。凜空くんは遊び人なの。女好きで来るもの拒まずなのよ。」

そんなひとと付き合いたくないわよ!!

それなら、オタクの方がよっぽどマシよっ。

「ちょっと、わたし話に行ってくる!!我慢出来ない!」

「凜空くんは3組よ。いってらっしゃい、男子には気をつけなね」

さすが、愛結!

心配してくれるなんて最高の親友をもったわっ。

「早く行きなよ〜ホームルームはじまるから」

「うんっ」

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