御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
墓まで持って行くつもりだった。
それなのにとうとう私は鈴城君への思いを口に出してしまった。
俺も好きだったって言ってくれるかな?
だって・・・この距離だよ。
ちらりと上目遣いで鈴城君を見ようとすると
え?なにこれ・・・・・えええ?
嘘でしょ?私の唇に鈴城君の唇が当たってる?
もしかして私たちキスしてるの?!
心臓がバクバクを通り越して飛び出しそうだし何だか苦しい。
「口をあけろ」
鈴城君の声が唇を伝って聞こえる。
私は言われるがまま口を開くとかぶりつくように鈴城君の舌が
私の全てを支配するように乱していく。
こんなキス初めてだ。
しかも大好きな人と・・・嬉しくてこのままどうにでもしていいとさえ思えた。
だが、そう思った瞬間鈴城君は私から離れた。
そして顔が急に険しくなったかと思うと
今まで見たことのない冷たい眼差しを向けられる。
唇にまだ感触が残ってて不思議な気分でふわふわしている。
でも現実は甘くなかった。
「・・・・・・悪いけど今日で結婚を解消する」
「え?」
一番聞きたくない言葉だった。
「俺のことが嫌いだから結婚したのに、俺を騙していたんだよな」
私を見る目は見つめるとは程遠く睨んでいた。
一番恐れていた展開になった事に目の前が真っ白になる。
でもキスしたよね・・・あれはなぜ?
「じゃあ・・・キスは?どうして私にキスしたの?」
ショックが大きくて泣き出してしまいそうだ。
「俺を騙した罰だ。一生俺の事を忘れさせない為のな。
このままずっと苦しめばいい」
鈴城君は鼻で笑うと踵を返した。
「鈴城君待って!こんなに・・・好きなのに!」
振り向いてもくれず鈴城君の姿が薄れていく。
やっぱり本心を口に出しちゃいけなかったんだ。
私の鈴城君への思いは墓まで持って行かなきゃいけなかった。
「鈴城君!」
それなのにとうとう私は鈴城君への思いを口に出してしまった。
俺も好きだったって言ってくれるかな?
だって・・・この距離だよ。
ちらりと上目遣いで鈴城君を見ようとすると
え?なにこれ・・・・・えええ?
嘘でしょ?私の唇に鈴城君の唇が当たってる?
もしかして私たちキスしてるの?!
心臓がバクバクを通り越して飛び出しそうだし何だか苦しい。
「口をあけろ」
鈴城君の声が唇を伝って聞こえる。
私は言われるがまま口を開くとかぶりつくように鈴城君の舌が
私の全てを支配するように乱していく。
こんなキス初めてだ。
しかも大好きな人と・・・嬉しくてこのままどうにでもしていいとさえ思えた。
だが、そう思った瞬間鈴城君は私から離れた。
そして顔が急に険しくなったかと思うと
今まで見たことのない冷たい眼差しを向けられる。
唇にまだ感触が残ってて不思議な気分でふわふわしている。
でも現実は甘くなかった。
「・・・・・・悪いけど今日で結婚を解消する」
「え?」
一番聞きたくない言葉だった。
「俺のことが嫌いだから結婚したのに、俺を騙していたんだよな」
私を見る目は見つめるとは程遠く睨んでいた。
一番恐れていた展開になった事に目の前が真っ白になる。
でもキスしたよね・・・あれはなぜ?
「じゃあ・・・キスは?どうして私にキスしたの?」
ショックが大きくて泣き出してしまいそうだ。
「俺を騙した罰だ。一生俺の事を忘れさせない為のな。
このままずっと苦しめばいい」
鈴城君は鼻で笑うと踵を返した。
「鈴城君待って!こんなに・・・好きなのに!」
振り向いてもくれず鈴城君の姿が薄れていく。
やっぱり本心を口に出しちゃいけなかったんだ。
私の鈴城君への思いは墓まで持って行かなきゃいけなかった。
「鈴城君!」