御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
「のあ?おい・・・大丈夫か?俺はここだよ」

あれ・・・どうしたんだろう・・・去って行ったはずの鈴城君の声が聞こえる

どうして・・・

・・・・・・えっ?

目の前には心配そうに見つめる鈴城君がいた。

えっ?何?

だって・・・今鈴城君は私の前から消えて・・・

「お~~い。大丈夫か?」

鈴城君が心配そうに見つめていた。

「えっ?私・・・あれ?」

よく見ると私はベッドの上だし、おでこに違和感を感じ手をやると冷却シート

が貼られたいた。

「大丈夫か?さっきからなんか寝言みたいなこと言ってたぞ?」

「え?寝言?」

って事はさっきのあれは夢?

私は咄嗟に手で唇に触れる。

なんだ・・・夢だったのか。だから鈴城君はここに・・・・って

「あっ!」

「どうした」

鈴城君が慌てて椅子から立ち上がった。

「私・・・なんでここで寝て、鈴城君がここにいるの?」

お恥ずかしながらカレーを作ったまでは憶えているが、それ以降の記憶がないのだ。

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