御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
だけどそう思う反面、大好きな人に抱きしめられていることに

凄く幸せだと感じてしまうのは私だけなんだよね。

「はぁ~あ」


ねえ鈴城君。

あなたは私といて少しでも幸せだって思ったことあるのかな

私は冷たくされようが会話がなくても雲の上の存在だったあなたの奥さんになれて

凄く幸せだよ。

ドキドキメーター振り切っちゃうほどにね・・・

だからどうか残りすくなりそうなこの結婚生活で1度でもいいから

私と一緒にいて幸せだと感じてくれたらいいな・・・・



私は泣きそうな気持ちを押し殺し

私にしか聞こえない小さな声で囁いた。


「好きっていってくれたらいいのにな・・・・」
< 127 / 191 >

この作品をシェア

pagetop