御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
二時間ほどで居酒屋を出て3人で歩いていると

直美のスマホが鳴った。

画面を見るとその場で立ち止まり、直美は私たちにスマホの画面を見せる。

電話の相手は風間課長だった。

「直美・・・でるの?」

「・・・無視してもきっとかかってくると思うから・・・ちょっと待ってて」

直美は街路樹の近くまで移動した。


私たちは少し離れた場所のガードレールの前にたつ。

「直美大丈夫かな・・・・」

視線を直美に向ける

「今はちょっと心配なとこあるけど、きっと大丈夫よ。
あー見えて結構メンタル強いし、意外と『別れてやった!』
ってドヤ顔で報告すると思うよ」

友香は自分に言い聞かせるように言うと見守るように直美を見た。

「ところでさ~のあは大丈夫なの?」

何のことを言っているのかわからず首を傾げる。

「私?」

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