御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
stay with me
定時を告げる音楽が流れると半分以上社員が帰り支度を始めた。
私も早々にパソコンの電源を落とし帰り支度をすると挨拶もそこそこに
会社を出た。
そしてその足で私はマンション近くの不動産屋へと向かった。
正直何も決めてない。
間取りも家賃も、立地条件も・・・だけど
鈴城君が一人で行くと上司に報告したのならもう・・・私は私のやるべき事をしなくちゃ。
ワンルームマンションで家賃は前住んでた部屋と同じぐらいのところを
見つけてもらった。築年数は若干古いが駅からも近い。
そして、今住んでるマンションとは逆方向だ。
ここから近いときっと鈴城君とのことを思い出してしまう。
私は部屋を見た方がいいという不動産屋のおじさんの言葉を
聞き入れることなくその場で仮契約した。
そして不動産屋から出て家に帰ろうとしたときだった。
どういうわけかそこには鈴城君が立っていた。
「ど・・どうしたの?こんなところで」
動揺を隠せず視線を反らす私の頭上で冷たい声が聞こえる。
「それはこっちの台詞なんだけど」
そして手に持っていた不動産屋の名前の入った茶封筒を取り上げられる。
「ちょ、ちょっと」
取り返そうと手を伸ばすと制される。
そして、鈴城君は茶封筒を持って不動産屋の中へ入っていく。
私も早々にパソコンの電源を落とし帰り支度をすると挨拶もそこそこに
会社を出た。
そしてその足で私はマンション近くの不動産屋へと向かった。
正直何も決めてない。
間取りも家賃も、立地条件も・・・だけど
鈴城君が一人で行くと上司に報告したのならもう・・・私は私のやるべき事をしなくちゃ。
ワンルームマンションで家賃は前住んでた部屋と同じぐらいのところを
見つけてもらった。築年数は若干古いが駅からも近い。
そして、今住んでるマンションとは逆方向だ。
ここから近いときっと鈴城君とのことを思い出してしまう。
私は部屋を見た方がいいという不動産屋のおじさんの言葉を
聞き入れることなくその場で仮契約した。
そして不動産屋から出て家に帰ろうとしたときだった。
どういうわけかそこには鈴城君が立っていた。
「ど・・どうしたの?こんなところで」
動揺を隠せず視線を反らす私の頭上で冷たい声が聞こえる。
「それはこっちの台詞なんだけど」
そして手に持っていた不動産屋の名前の入った茶封筒を取り上げられる。
「ちょ、ちょっと」
取り返そうと手を伸ばすと制される。
そして、鈴城君は茶封筒を持って不動産屋の中へ入っていく。