御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
「ごめんなさい。鈴城君に好きって言われて私凄く緊張してる。
ついさっきまでは普通にしゃべれたのに・・今は隣にいるだけで
ドキドキが止まんないの」

すると鈴城君は私の手をとり自分の胸に押し当てる。

「ドキドキしているのはのあだけじゃない。俺もドキドキしてる」

鈴城君の言うとおり私の手からドキドキが聞こえる。

それだけ鈴城君が私を思ってくれていた事が本当の事だとわかる。

私たち本当に両思いだったんだ。

胸の奥から熱いものがこみ上げて体温が一気に上がる様な感覚にとらわれる。

どうしよう・・・嬉しすぎて泣きそうだ。

鈴城君は反対手で私の首につけているネックレスに触れる。

「実はさ~まだ言ってないことが二つあるんだ」

鈴城君がネックレスから私に視線を戻す。

「二つ?」

「そう・・二つ。でもその前にソファーに移動しない?
なんだか落ち着かないよ」

鈴城君は立ち上がると私の手を取る。

私もつられるようにゆっくりと立ち上がりソファーに移動した。
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