御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
3回目・・・・いや4回目か・・・・っていうかもう数えないんだっけ

再び彼からのとろけるようなキスが降りてきた。

数えなくていいと言われるけどこんな甘いキスがこの先もずっと続くと思うと

体中が熱くなりそう

「ん・・・・んっ・・・んっ」

どこでこんなキス習うの?

っていうかキスなんて習うもんじゃない。

持って生まれた才能とか言うのなら鈴城君のキスは最強過ぎる。

しっかり捕まってないと全身の力が抜けてしまう。

キス初心者の私は息継ぎさえも上手に出来ず必死になっている。

声だって本当は恥ずかしいけど本気でヤバい。

唇も何度も舐められ甘噛みされて唇腫れちゃうんじゃないかって思うほど。

っていうかそれより私たちご飯作るんだったんだよね。

私は鈴城君のシャツを掴んで引っ張る。

「どうした?」

囁くような甘い声にまたもドキットする。

「ご、ご飯は?私たち・・・ご飯を作るんじゃ・・・」

「ご飯?」

「うんうん。オムライス作るって言ったよね」

すると鈴城君が私の唇をゆっくりとなぞりながら目を細める。

「こんな・・・とろとろの目で見つめられてご飯作れると思う?」

「え?」

驚いてる私を無視するかのように鈴城君は私の耳元に唇を当てる。

「ご飯より・・・・・のあが食べたくなった」

囁かれる声と鈴城君の言葉に私はオーバーヒート寸前です。

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