御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
2

新婚生活って・・・・

この程度なら・・・許せる範囲でしょ~~

いろいろと考えた結果、ご飯だけ炊いておくことにした。

だってまとめて炊いておいた方が面倒じゃないし、食べなかったら

冷凍保存しちゃいえばいい。

でもおかずを作るのはやめた。だって、勝手に作って鈴城君が食べてくれなかったと落ち込むのは

ちょっと違う気がしたから。

今の私に出来る事は大好きな鈴城君にこれ以上嫌われないこと。

私は大きめの付箋に「ごはん炊いたのでよかったら食べて」と書くと

それを炊飯器のふたの上に張った。


そして一人で夕飯を食べた後、鈴城君が帰ってくる前にお風呂に入って

その後リビングでテレビを見ていたのだが・・・・

「・・・・遅いな」

21時を過ぎていた。

別にリビングで鈴城君の帰りを待っているわけではないんだけど・・・

今日は会社でバタバタだったし、私と結婚したことで何か不都合な事がなかったか

知りたかった。

でも帰ってくるなりおかえり~~ってお出迎えとか絶対に望んでなさそうだし

リビングでテレビ見ながら大笑いしてるのを見て露骨に嫌な顔をされるのも嫌だし

どうしていればいいのか本当に悩む。

やっぱり自分の部屋にテレビ置いた方がよかったかな?


そんなことを思いながらやっぱり部屋にいた方が無難だと思った私は

ドラマの続きが気にりつつもテレビを切り自室に戻ろうと立ち上がった。

すると鍵の開ける音が聞こえた


か・・・帰ってきた。
< 42 / 191 >

この作品をシェア

pagetop