御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
え?今何て言いました?

一緒でいいって…一緒いいって言いました?

「一緒にって簡単に言うけどベッドとかどうすんの?」

「ん?ベッドはそのままでいいよ。のあの部屋にある自分のものって誰が見てもわかるやつだけ
俺の部屋に置いて他はそのままでいいよ」

それはどうしたって無理があるでしょ~

私のベットの存在意味を問われたら?

「面倒かもしれないけどその日だけ私のベッドを鈴城君の部屋に置かせてもらう
じゃだめ?」

それしか方法はない。

だけど・・・

「だめ」即答だった。

「なんで?」

「だって俺のベッド、ダブルだからのあのベッドは入らないの」

ええええええ?!

結婚して半年経ちましたが、鈴城君のベッドがダブルだという事を

たった今知った。

ダブルだったのか~・・・・へ~~ダブルね~~

もう頭の中ではダブルベッドに横たわるセクシーな鈴城君の姿でいっぱいだった。


っていうかそんな妄想をしている場合じゃない。


「そんな~~じゃ~~私のベッドはどうしたら?」

「だから、さっき言った通り必要な物だけを俺の部屋に置いておけよ。
元々このマンションは俺の兄貴夫婦のもんだから、兄貴夫婦の荷物がそのままに
なっているとでもいえば済むことじゃん」

・・・・・そういうことね。
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