御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
「入社式?」
友香と直美の声が重なった。
2人の驚きと重なった声がリビングに響き、鈴城君はクスクスと笑いながらも
話を続ける。
「入社式の時、のあは通路を挟んだ隣に座ってたんだ。今よりもぽっちゃりしてて
緊張して座っている姿が気になって最初は面白半分で見ていたんだ。そして入社式が終わって
退場するときに緊張の糸が切れたのか足元の配線カバーに躓いて転びそうになったのを俺が受け止めたんだ。
その時の身体の柔らかさにドキッとしちゃってね・・・・それがきっかけで
のあを目で追うようになったんだよね~」
私は驚きのあまり口に手を当てたまま固まってしまった。
友香と直美はというと興奮気味に足をバタつかせて
「わかるわかる!って言うか鈴城君エロい~~」とわけのわかんない事を言い出した。
どこがわかるの?
「でも、のあの肌って本当にすべすべで柔らかいよね。
女の私たちでさえのあの肌に憧れるもん。そっか~~鈴城君はいち早く
のあの身体に目を付けたって事ね。フフフ」
はあ?フフフって何言ってんの?
自慢じゃないが私と鈴城君は手を繋いだことはあってもそれ以外の
スキンシップは全くないし、いくら演技だと言ってもちょっとやりすぎじゃないの?
それよりも・・・入社式での事を鈴城君が憶えていたことの方が驚きだった。
しかも話はこれだけじゃなかった。
「もちろんそれだけじゃないよ。あくまでそれはきっかけであって彼女の人柄や
周りに流されない芯の強さとか・・・・そういうところに惹かれたんだ」
よくもま~つらつらとセリフの様な言葉が出てくるなと感心してしまうほどだった。
もちろんこの話がすべてが嘘だってわかってる。
だけど私を見つめる優しい眼差しに、本当の事を言われているような錯覚を覚え
胸がざわついた。
友香と直美の声が重なった。
2人の驚きと重なった声がリビングに響き、鈴城君はクスクスと笑いながらも
話を続ける。
「入社式の時、のあは通路を挟んだ隣に座ってたんだ。今よりもぽっちゃりしてて
緊張して座っている姿が気になって最初は面白半分で見ていたんだ。そして入社式が終わって
退場するときに緊張の糸が切れたのか足元の配線カバーに躓いて転びそうになったのを俺が受け止めたんだ。
その時の身体の柔らかさにドキッとしちゃってね・・・・それがきっかけで
のあを目で追うようになったんだよね~」
私は驚きのあまり口に手を当てたまま固まってしまった。
友香と直美はというと興奮気味に足をバタつかせて
「わかるわかる!って言うか鈴城君エロい~~」とわけのわかんない事を言い出した。
どこがわかるの?
「でも、のあの肌って本当にすべすべで柔らかいよね。
女の私たちでさえのあの肌に憧れるもん。そっか~~鈴城君はいち早く
のあの身体に目を付けたって事ね。フフフ」
はあ?フフフって何言ってんの?
自慢じゃないが私と鈴城君は手を繋いだことはあってもそれ以外の
スキンシップは全くないし、いくら演技だと言ってもちょっとやりすぎじゃないの?
それよりも・・・入社式での事を鈴城君が憶えていたことの方が驚きだった。
しかも話はこれだけじゃなかった。
「もちろんそれだけじゃないよ。あくまでそれはきっかけであって彼女の人柄や
周りに流されない芯の強さとか・・・・そういうところに惹かれたんだ」
よくもま~つらつらとセリフの様な言葉が出てくるなと感心してしまうほどだった。
もちろんこの話がすべてが嘘だってわかってる。
だけど私を見つめる優しい眼差しに、本当の事を言われているような錯覚を覚え
胸がざわついた。