御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
「で?映画見て思い出した?」

「何が?」

「なんで12年前、泣いたのか・・・・」

鈴城君の答えが気になった私は映画館を出ると聞いて見た。

「今なら、映画を見て泣けたって言えるけど、思い出せなかった。
それよりも・・・もっと凄いこと思い出したから俺的にはすっげ~満足してる」

鈴城君はとても嬉しそうだった。

「え?何?もっと凄い事ってなに?」

めちゃくちゃ気になる私は鈴城君に何度も同じ質問をした。

だけど全く教えてくれなかった。

しかも私にむかって鈴城君は

「のあにだけはぜってー教えてあげない」

って言った。


やっぱり嫌いな女には何も話したくないってわけか・・・
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