恋する気持ち。
***

ジャージャー


誰?こんな朝っぱらからシャワー浴びてるの。
えっ?ていうか私、一人暮らしのはずだけど………


やっぱり聞こえる。シャワーの音。
ちょっと待って!!どういう事っ!?


バサッ!!


いきおいよくベットから跳ね起きると、そこは豪華な家具や、見晴らしのいい景色。
テーブルの上にはフルーツも乗っている。
そして、ホテルの部屋らしいのに、バーカウンターまである豪華さ。


「ここって………スウィートルーム?」


待って、私の知り合いでスウィートルームに泊まってるのなんて、一人しか。



「よぉ。起きた?」


声のする方を振り向くとそこには腰にバスタオルを巻いただけの須賀。
ガシガシと髪の毛を拭いている。



「なんて格好してんのよっ!バカっ!」

私は思わず須賀に枕を投げつける。


「いてっ!お前なぁっ!!」


そう言って須賀は、私の上に跨がり両腕を押さえつける。


「なにすんのー!!」


「落ち着けって!それが酔っぱらいを介抱した人への態度かっ!」


「んっ?酔っぱらい?」



そういえば、昨日。須賀と食事をしてなれないワインをカパカパと呑んで、途中ですっごく眠くなって……………



「私寝たのっ!?」



「えぇまぁ、それはもうぐっすりと。」

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