恋する気持ち。
憧れは勘違い
***
「「かんぱーいっ!」」
ガヤガヤと賑やかに始まる、飲み会。
私はすずの隣で、梅酒サワーを片手にまわりを見渡す。
あ。いた。山井さん。ちょっと遠いなぁー。話す機会あるかなぁ。
なんて思ってると。
「はい。山井さん見るの禁止ですからぁー。」
とすずが、私の視界を手で塞ぐ。
「ちょっと!なに!?」
「私、須賀さんに先輩の事頼まれてますから。任務遂行中なんでーす。」
そう言ってすずは、生ビールをぐいっと飲む。
すると、向かいに座っていた隣の店のBAの佐田さんが話に入ってくる。
「須賀さんって例の御曹司?ちょっとちょっとー!そのへんのこと今日は聞かせてよ!婚約者なんでしょー?」
回りにいた数人のBA達が、『待ってました!』と言わんばかりに、一斉に質問してくる。
『出合いは?』とか、『いつ結婚するの?二次会呼んで。』なんて。
まわりがキャッキャッと盛り上がるなか、
すずがまた爆弾発言をする。
「……でも先輩は、山井さんなんですよねー。」
「「「はぁ???」」」
「「かんぱーいっ!」」
ガヤガヤと賑やかに始まる、飲み会。
私はすずの隣で、梅酒サワーを片手にまわりを見渡す。
あ。いた。山井さん。ちょっと遠いなぁー。話す機会あるかなぁ。
なんて思ってると。
「はい。山井さん見るの禁止ですからぁー。」
とすずが、私の視界を手で塞ぐ。
「ちょっと!なに!?」
「私、須賀さんに先輩の事頼まれてますから。任務遂行中なんでーす。」
そう言ってすずは、生ビールをぐいっと飲む。
すると、向かいに座っていた隣の店のBAの佐田さんが話に入ってくる。
「須賀さんって例の御曹司?ちょっとちょっとー!そのへんのこと今日は聞かせてよ!婚約者なんでしょー?」
回りにいた数人のBA達が、『待ってました!』と言わんばかりに、一斉に質問してくる。
『出合いは?』とか、『いつ結婚するの?二次会呼んで。』なんて。
まわりがキャッキャッと盛り上がるなか、
すずがまた爆弾発言をする。
「……でも先輩は、山井さんなんですよねー。」
「「「はぁ???」」」