鏡の中のシンデレラ
*王子*
「お嬢さん、踊っていただけませんか?」




嘘ぉーーーーー!!




はい!×100!断る理由が見つからない!




即答しろ!私!




*シンデレラ*
「はい。」




美しい音楽に




合わせながらステップをふむ。




ステップを間違えても私のダーリンは




リードしてくれるし、




夢のような時間だった。




でも、予想外の事が起きた。




横目で継母をチラリと見ると、




そろそろ帰ろうと言っているではないか!




今思えばそんなことは気にしないで




ダンスを続けてればいいものを、




バカな私は帰らなきゃと思った。
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