オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
少しずつ積み重ねて
しばらくして、いつも愛美に手料理をご馳走になっているお礼に、今夜はどこかで美味しいものでも食べようかと“政弘さん”が言った。
「一日遅れだけど、愛美の誕生日のお祝いしようよ。ホテルのレストランとか…たまにはちょっと贅沢しちゃう?」
“政弘さん”が尋ねると、愛美は即座に首を横に振った。
「そういうのはいいです。緊張して食べた気がしないので。それより、今夜はお鍋にしましょう。」
「鍋…?」
(鍋とはまた意外だな。)
「今まで一度も一緒にした事ないでしょう?」
「そういえば…。どんな鍋がいいかな。どこかいい店知ってる?」
「材料買って帰って、うちでやりましょう。ビール飲みながら。」
「ああ…それなら久しぶりに二人で飲めるし、すごくいい。よし、材料買いに行こう。」
「そうだ。せっかくだからしゃぶしゃぶ用のちょっと高い豚肉と、美味しいゴマだれ買ってください。私、大好きなんです。」
食料品とは言え、珍しく愛美におねだりされると、やっぱり嬉しいと“政弘さん”は思う。
(なんだ。愛美、欲しい物は欲しいってちゃんと言うんだ。他の子とはおねだりするポイントがかなり違う気もするけど、そこもまたかわいいからいいや。)
「喜んで。愛美の食べたい物、いっぱい買って帰ろう。」
「一日遅れだけど、愛美の誕生日のお祝いしようよ。ホテルのレストランとか…たまにはちょっと贅沢しちゃう?」
“政弘さん”が尋ねると、愛美は即座に首を横に振った。
「そういうのはいいです。緊張して食べた気がしないので。それより、今夜はお鍋にしましょう。」
「鍋…?」
(鍋とはまた意外だな。)
「今まで一度も一緒にした事ないでしょう?」
「そういえば…。どんな鍋がいいかな。どこかいい店知ってる?」
「材料買って帰って、うちでやりましょう。ビール飲みながら。」
「ああ…それなら久しぶりに二人で飲めるし、すごくいい。よし、材料買いに行こう。」
「そうだ。せっかくだからしゃぶしゃぶ用のちょっと高い豚肉と、美味しいゴマだれ買ってください。私、大好きなんです。」
食料品とは言え、珍しく愛美におねだりされると、やっぱり嬉しいと“政弘さん”は思う。
(なんだ。愛美、欲しい物は欲しいってちゃんと言うんだ。他の子とはおねだりするポイントがかなり違う気もするけど、そこもまたかわいいからいいや。)
「喜んで。愛美の食べたい物、いっぱい買って帰ろう。」