オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
「まずは支部長に挨拶して、職員さんたちに宣伝していいか聞いてみて。」
「支部長…ってどの人?」
「奥の席の…。」
愛美が支部長席に視線を向けると、緒川支部長は気にもとめない様子でパソコンに向かっていた。
「せっかくだから俺のこと紹介してくれる?」
「え?ああ…。ちょっと待ってて。」
愛美は支部長席のそばに行って、緒川支部長に声を掛けた。
「あの…支部長…。」
「なんだ。」
緒川支部長はパソコン画面から視線を移すことなく、マウスを動かしている。
「隣のビルの一階に新しくオープンする居酒屋のオーナーが私の友人なんですが、支部長にご挨拶したいそうです。」
「…わかった。」
マウスから手を離しやっと顔を上げた緒川支部長は、いつになく険しい顔で立ち上がり、健太郎の待つ入り口のそばへと向かった。
「お仕事中にすみません。来週、隣のビルの一階にオープンする“居酒屋 やまねこ”のオーナーの中島健太郎です。」
健太郎はにこやかに頭を下げる。
「ご丁寧にどうも…。川南第二支部の支部長の緒川です。」
緒川支部長は健太郎から差し出されたチラシを受け取った。
「夜は居酒屋ですけど、昼間はランチをやる予定です。是非いらしてください。」
「わかった。行かせてもらうよ。」
「皆さんに店の宣伝させてもらってもいいですか?」
「どうぞ。」
健太郎がオバサマたちに声を掛け始めると、緒川支部長は席に戻り再びパソコンに向かった。
「支部長…ってどの人?」
「奥の席の…。」
愛美が支部長席に視線を向けると、緒川支部長は気にもとめない様子でパソコンに向かっていた。
「せっかくだから俺のこと紹介してくれる?」
「え?ああ…。ちょっと待ってて。」
愛美は支部長席のそばに行って、緒川支部長に声を掛けた。
「あの…支部長…。」
「なんだ。」
緒川支部長はパソコン画面から視線を移すことなく、マウスを動かしている。
「隣のビルの一階に新しくオープンする居酒屋のオーナーが私の友人なんですが、支部長にご挨拶したいそうです。」
「…わかった。」
マウスから手を離しやっと顔を上げた緒川支部長は、いつになく険しい顔で立ち上がり、健太郎の待つ入り口のそばへと向かった。
「お仕事中にすみません。来週、隣のビルの一階にオープンする“居酒屋 やまねこ”のオーナーの中島健太郎です。」
健太郎はにこやかに頭を下げる。
「ご丁寧にどうも…。川南第二支部の支部長の緒川です。」
緒川支部長は健太郎から差し出されたチラシを受け取った。
「夜は居酒屋ですけど、昼間はランチをやる予定です。是非いらしてください。」
「わかった。行かせてもらうよ。」
「皆さんに店の宣伝させてもらってもいいですか?」
「どうぞ。」
健太郎がオバサマたちに声を掛け始めると、緒川支部長は席に戻り再びパソコンに向かった。