オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
お昼になり、愛美はお弁当を持ってゆっくりと休憩スペースに移動した。
今日ものんびり昼食を取っているオバサマたちがいるので、なんとなくお弁当を広げづらい。
「菅谷さん、大丈夫?」
足を怪我している愛美を気遣って、金井さんが椅子を引いてくれた。
「まぁ…なんとか…。」
愛美の手元のお弁当に気付いた宮本さんが、立ち上がってお茶を淹れてくれた。
「すみません。」
「そんな事気にしなくていいのよ。それより今日はお弁当作ってきたの?」
「いえ…。私が作ったんじゃないんです…。」
仕方なく袋からお弁当を取り出して蓋を開けると、豚肉のしょうが焼きやカボチャのサラダ、コロッケなどが入っていた。
「あら、美味しそう!誰が作ってくれたの?」
宮本さんに興味津々の様子で尋ねられ、愛美はボソボソと答える。
「健…やまねこのオーナーが…。」
「へぇー、やっぱり料理のできる男の人っていいわね!やっぱり二人は付き合ってるの?」
「違います、付き合ってません!!」
(だからいやだったのに…。)
割り箸を割って、カボチャのサラダを口に運んだ。
(あ、これ美味しい…!)
美味しそうにお弁当を食べ進める愛美を見て、オバサマたちはニヤニヤしている。
「オーナー、お弁当で菅谷さんの胃袋つかむつもりね。」
「何言ってるんですか…。」
「だってねぇ。二人お似合いだし、いいじゃない。」
「そうそう!さっきのお姫様だっこにはドキドキしちゃったー!」
「やめてくださいよ、もう…。」
この調子でしばらくひやかされ続けるのかと思うとうんざりする。
今日ものんびり昼食を取っているオバサマたちがいるので、なんとなくお弁当を広げづらい。
「菅谷さん、大丈夫?」
足を怪我している愛美を気遣って、金井さんが椅子を引いてくれた。
「まぁ…なんとか…。」
愛美の手元のお弁当に気付いた宮本さんが、立ち上がってお茶を淹れてくれた。
「すみません。」
「そんな事気にしなくていいのよ。それより今日はお弁当作ってきたの?」
「いえ…。私が作ったんじゃないんです…。」
仕方なく袋からお弁当を取り出して蓋を開けると、豚肉のしょうが焼きやカボチャのサラダ、コロッケなどが入っていた。
「あら、美味しそう!誰が作ってくれたの?」
宮本さんに興味津々の様子で尋ねられ、愛美はボソボソと答える。
「健…やまねこのオーナーが…。」
「へぇー、やっぱり料理のできる男の人っていいわね!やっぱり二人は付き合ってるの?」
「違います、付き合ってません!!」
(だからいやだったのに…。)
割り箸を割って、カボチャのサラダを口に運んだ。
(あ、これ美味しい…!)
美味しそうにお弁当を食べ進める愛美を見て、オバサマたちはニヤニヤしている。
「オーナー、お弁当で菅谷さんの胃袋つかむつもりね。」
「何言ってるんですか…。」
「だってねぇ。二人お似合いだし、いいじゃない。」
「そうそう!さっきのお姫様だっこにはドキドキしちゃったー!」
「やめてくださいよ、もう…。」
この調子でしばらくひやかされ続けるのかと思うとうんざりする。