オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
お弁当を食べ終わった愛美は、金井さんの淹れてくれたコーヒーを持って内勤席に戻った。
緒川支部長が営業部長に呼ばれて席を外しているのをいいことに、オバサマたちは佐藤さんを囲んで、のんびりとお茶を飲みながらおしゃべりを楽しんでいる。
「えっ、そうなの?」
金井さんが大きな声をあげた。
「ハイ。私が高校時代に通っていた塾で講師のバイトをされてたんですよ。」
「へぇ…。じゃあ佐藤さんは支部長の教え子になるわけね。どんな先生だった?」
「教え方が上手で、すごくわかりやすくて、人気の先生でした。」
「支部長はその時大学生?」
「そうです。私より3つ歳上なので。」
何やら気になる会話の内容に、愛美は聞き耳を立てながらコーヒーを飲む。
(ふーん、塾の講師なんてやってたんだ。知らなかった…。大学時代の政弘さんって、どんな感じだったんだろう。)
以前話した時、人見知りで地味で目立たなかったからモテなかったと言っていた。
昔の写真を見せてと頼んでも、恥ずかしいからいやだと言って、まだ一度も見せてもらった事がない。
(やっぱり見てみたいな。モテなかったなんて言ってたけど、案外本人が気付いてないだけで実は密かにモテてたりして…。彼女とかいたのかな?)
緒川支部長が営業部長に呼ばれて席を外しているのをいいことに、オバサマたちは佐藤さんを囲んで、のんびりとお茶を飲みながらおしゃべりを楽しんでいる。
「えっ、そうなの?」
金井さんが大きな声をあげた。
「ハイ。私が高校時代に通っていた塾で講師のバイトをされてたんですよ。」
「へぇ…。じゃあ佐藤さんは支部長の教え子になるわけね。どんな先生だった?」
「教え方が上手で、すごくわかりやすくて、人気の先生でした。」
「支部長はその時大学生?」
「そうです。私より3つ歳上なので。」
何やら気になる会話の内容に、愛美は聞き耳を立てながらコーヒーを飲む。
(ふーん、塾の講師なんてやってたんだ。知らなかった…。大学時代の政弘さんって、どんな感じだったんだろう。)
以前話した時、人見知りで地味で目立たなかったからモテなかったと言っていた。
昔の写真を見せてと頼んでも、恥ずかしいからいやだと言って、まだ一度も見せてもらった事がない。
(やっぱり見てみたいな。モテなかったなんて言ってたけど、案外本人が気付いてないだけで実は密かにモテてたりして…。彼女とかいたのかな?)