オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
噂と駆け引き
緒川支部長が支部を出て1時間ほど経った頃、健太郎がまた支部に顔を出した。
「愛美、足大丈夫か?」
「…大丈夫じゃない。ってか、また来たの?」
「ランチも済んだし暇な時間なんだ。店長とバイトに店任せてきた。」
「暇だからって遊びに来ないでよ。こっちは仕事中なんだから。」
愛美は健太郎の自由さに呆れてため息をつきながら、契約書類のデータ処理を進める。
「弁当、うまかっただろ?」
「おいしかったけど…ちょっと量が多いよ。毎日あんなにたくさん食べてたら太っちゃう。」
文句を言いながらも完食したんだなと、健太郎は嬉しそうに笑う。
「ならちょうどいいじゃん。もっと肉つけた方が色気あっていいぞ。」
「だからそういうのセクハラだって…。仕事の邪魔だからもう戻って。ついでにお弁当箱持ってってくれる?……よし、完了っと。」
エンターキーを押してデータ入力を終えた愛美は、健太郎にお弁当箱を渡した。
「緒川さんは?」
「新人さんに同行してる。そうだ、健太郎のせいで支部長に拉致されかけたんだからね。」
「拉致?」
「病院連れてくって言って、みんなの見てる前で米みたいに肩に担ぎ上げられて…。すごい恥ずかしかった。」
健太郎はニヤッと笑って、何を思ったか愛美に弁当箱を持たせた。
「愛美、保険証持ってる?」
「持ってるけど…何?」
「その鞄の中?」
「うん。」
「愛美、足大丈夫か?」
「…大丈夫じゃない。ってか、また来たの?」
「ランチも済んだし暇な時間なんだ。店長とバイトに店任せてきた。」
「暇だからって遊びに来ないでよ。こっちは仕事中なんだから。」
愛美は健太郎の自由さに呆れてため息をつきながら、契約書類のデータ処理を進める。
「弁当、うまかっただろ?」
「おいしかったけど…ちょっと量が多いよ。毎日あんなにたくさん食べてたら太っちゃう。」
文句を言いながらも完食したんだなと、健太郎は嬉しそうに笑う。
「ならちょうどいいじゃん。もっと肉つけた方が色気あっていいぞ。」
「だからそういうのセクハラだって…。仕事の邪魔だからもう戻って。ついでにお弁当箱持ってってくれる?……よし、完了っと。」
エンターキーを押してデータ入力を終えた愛美は、健太郎にお弁当箱を渡した。
「緒川さんは?」
「新人さんに同行してる。そうだ、健太郎のせいで支部長に拉致されかけたんだからね。」
「拉致?」
「病院連れてくって言って、みんなの見てる前で米みたいに肩に担ぎ上げられて…。すごい恥ずかしかった。」
健太郎はニヤッと笑って、何を思ったか愛美に弁当箱を持たせた。
「愛美、保険証持ってる?」
「持ってるけど…何?」
「その鞄の中?」
「うん。」