ねぇ、松風くん。~潤*祐樹side~
ワガママだし、
生意気だし、
気が強くて、
俺のことが大好き。
そんな女の子に恋をしてしまった俺は、これからきっと、彼女のワガママを笑って受け入れてしまうのだろう。
彼女の笑顔を見れるなら、ちょっとくらい大変なことでも乗り越えられるだろう。
「…ね、苺ちゃん?」
当たり前のように繋がれた手。
帰り道、隣には彼女になった苺ちゃんがいる。
「…ん?……っ!!///」
不意に名前を呼ばれて顔をあげた苺ちゃんに
「隙あり。」
とびきりのキスを降らせた俺に、顔を真っ赤にした苺ちゃんは言った。
「……苺だけ見ててね?他は見ちゃだめ。苺がワガママ言うのは先輩だけだよ。」
って、当たり前だろ。
こんなワガママ娘、相手にできるの俺くらいだし。
離してやんねぇよ。
そんな可愛い俺のワガママ彼女です。
【 潤side E N D 】