瞳に映る君の嘘
俺自身 〜奏said〜
俺は正直、バスケなんてどうでも良かった。
ただの逃げ道、嘘、本当は大好き。
だけど今、初めてあそこから投げた。
当然入るわけない、そう思ったのに。
俺はなんで、入ったのだろう。
なんで、こんなに出来ちゃうんだろう。
そういう変な人間なんだって俺は思っている。
『俺は、こんな人じゃないのに。』
「奏、バスケやっていたのか?それだけ強いなら有名だと思ったけど全然知らないんだ。」
と藍が話しかけてきたが、そりゃあ知るわけない。