瞳に映る君の嘘



でも、私の知っている奏じゃない。






もう何がなんだか分からないよ。







私と同じなのかも知れない。






何も言えない本当の気持ち。






同じようにみんなに隠していることがあるのかも知れない。






「・・・音、琴音!」






『え?どうしたの藍。』






「どうしたのはこっちが聞きたいよ。何かあった?」






『ううん。何でもないよ。』






多分、私と同じなんだ。



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