瞳に映る君の嘘
「それでは蘭美高校対翼禅(よくぜん)高校の試合を始めます。」
私達の学校のスターティングメンバーは、翔太、宮崎君、山本君、坂下君、長居君で行く事になった。
「結局、間に合いませんでしたね。」
そう言ってきたのは日向君だった。
「奏君には私から言っておくので、試合に集中してください。」
監督がそう言うのでみんな従った。
私はたまたま観客席の方を見たら、そこには、悲しい顔をした奏君が居たのだった。
なんでここに来ないの?
奏君、試合楽しみにしてたのに。
試合は第一試合なだけあって順調に進んでいた。