瞳に映る君の嘘


「みんな居ますね。それでは行きましょう。」






試合2日目になり、この日は奏君が長居君と紺野さんと一緒に来ていたので、遅刻することは無かった。






「奏、今日は遅刻しなくてよかったな!」






「冗談やめろよ。急に家に押しかけてきて、引っ張って来たくせに!」






「藍!だから今日二人で私の家に来たの?」






「・・・なんか嫌な夢を見たんだ。奏を助けられるかなって!」






「何だよそれ!」






嫌な夢?






私と同じ夢だったら、奏君は、今日試合に出さないほうがいいかもしれない。






「逢坂さん?どうかしましたか?」




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