瞳に映る君の嘘
ここには居れない 〜奏said〜
奏・・・なんで、俺を庇うんだ?
(だって、苦しむのは僕だけで良い。)
何言ってるんだ、俺は苦しんでなんか(嘘つかないで、君はただ楽しくやれればそれで良かったんじゃないの?)
そうだよ、今でも楽しんでるよ。
(本当に?そうは感じないけれど。)
これは俺の問題だ、これ以上関わらないでくれ。
(・・・分かったよ。)
「所で、君はなんでバスケ部なんかに入ったんだ?」
監督が俺に話して来た。
『俺は、バスケが好きなんです。やったことは無かったけど、やって見たら楽しくて、だから、試合に出れて嬉しいはずなのに、悲しかったんです。』