瞳に映る君の嘘
「琴音ちゃん凄かったよ。いい結果だといいね。」
『お祖母ちゃんのお陰だよ。でも、私の後の人の演奏すごかったね。』
「あの子は1歳から琴をやっているんだって。」
『そうなんだ。私もあんなふうになるかな?』
「琴音ちゃんもきっとまだ上手くなるよ。だから一緒に頑張ろうね。」
『うん!』
この時の私はそんな事を思っていた。
そして、結果が掲示板に貼りだされた。
1位 _____。
2位 紺野琴音。
3位 _____。
『1位はやっぱりあの子だったね。』