瞳に映る君の嘘
『監督、知っていたんですか?』
「橙燿、この名字を聞いて調べてみたんだ。奏君は世界的に有名で琴の師範を持っていた。なのにバスケ部にいるから人違いだと思いたかった。だが、昨日私はあんなことを言ってしまった。紺野さん、どうか奏君本当の居場所を作ってあげて下さい。」
『はい。わかりました!』
そして、次の日のインターハイ予選、見事勝利した。
だが奏はあの日以来学校や試合に来ることは無かった。