正義の味方に愛された魔女1
「今日は、ご馳走さまでした。
マスター、百合さんに興味持って色々お話してましたねー。
年上の女の人が好きなのかなぁ。熟女ブームだし…」
「じゅ……。
沙耶ちゃん、悪いこと言わない、諦めなさい。脈なし」
「んー、それって、お客さんの一人としてしか見られてないってことですか?
なら、これから頑張るので諦めません。
この前、独身だって言ってたんで、彼女くらいいそうですけどね、
奥さんじゃなくて彼女なら、待ってれば私にもチャンスあるんじゃないですか?」
《………いや、ガッツは認めるよ?
それがお仕事にも良い影響を与えているもんね……。
でも無理なんだよね。
彼はマイノリティですから。
恋人いるよ……男性の。
恋人は既婚者で、バイなんだね。
アキラくんはバイではない……性対象は男性だけだよ。
哀しくて苦しい恋愛してる…。
不倫だけど二人の絆は凄く強いんだなぁ。
たぶん、恋人と奥さんは、仮面だ、視てないから想像だけど。
だって……アキラくんとは、こぼれるくらい愛情に溢れた関係で……実写版BL。
覗きの趣味はないし、恥ずかしくなって来ちゃったので、あとはカクテル頼んで、もう視るのやめた…。
アキラくん……せつないね》
「あのね……、とても強い絆で結ばれた恋人が居てね、他には目もくれない感じだよ。
誰も入り込む余地は無いのよ。
沙耶ちゃん若いしさ、お世辞抜きで可愛いんだから、他を当たった方が絶対いいよ?」
「百合さんがそんなバッサリ断言するってことは、
素直に、諦めるしか無いってことですよね。
その彼女さんは凄くキレイでステキなんですね……。
うん!次……行きます。
私もいい女になる!
百合さんみたいな、大人カワイイ女性を目指しますね!
今日は、どうもありがとうございました。
他言無用、誓います」
「なんだかね~、何の力にもなれなくて…ごめんね」
《沙耶ちゃん、色々と違うけど………私を目指されても困るけど、
憧れが恋に発展せずにすんで、今回はよかったのよね》
軽く頭をポンポンしてあげると、
「そういうの、彼氏にして欲しいです……。
私が落ち込んでないかどうか視てくれたんでしょうけど、この通り大丈夫です!」
どうやらそれほど強い想いではなかった様だ。
沙耶ちゃん、本当に可愛いなぁ…。
22歳。私が隼人を産んだ歳だ。
あの当時、私は『私は結婚に向いてなかった』なんて思ってたんだっけ……。
恋愛しても、結局相手は
心を見透かされて嫌な思いをするんだもんなぁ……。
私の人生に、もう恋愛はない。
もう50歳越えたし今さら………。
そう思っていた。
マスター、百合さんに興味持って色々お話してましたねー。
年上の女の人が好きなのかなぁ。熟女ブームだし…」
「じゅ……。
沙耶ちゃん、悪いこと言わない、諦めなさい。脈なし」
「んー、それって、お客さんの一人としてしか見られてないってことですか?
なら、これから頑張るので諦めません。
この前、独身だって言ってたんで、彼女くらいいそうですけどね、
奥さんじゃなくて彼女なら、待ってれば私にもチャンスあるんじゃないですか?」
《………いや、ガッツは認めるよ?
それがお仕事にも良い影響を与えているもんね……。
でも無理なんだよね。
彼はマイノリティですから。
恋人いるよ……男性の。
恋人は既婚者で、バイなんだね。
アキラくんはバイではない……性対象は男性だけだよ。
哀しくて苦しい恋愛してる…。
不倫だけど二人の絆は凄く強いんだなぁ。
たぶん、恋人と奥さんは、仮面だ、視てないから想像だけど。
だって……アキラくんとは、こぼれるくらい愛情に溢れた関係で……実写版BL。
覗きの趣味はないし、恥ずかしくなって来ちゃったので、あとはカクテル頼んで、もう視るのやめた…。
アキラくん……せつないね》
「あのね……、とても強い絆で結ばれた恋人が居てね、他には目もくれない感じだよ。
誰も入り込む余地は無いのよ。
沙耶ちゃん若いしさ、お世辞抜きで可愛いんだから、他を当たった方が絶対いいよ?」
「百合さんがそんなバッサリ断言するってことは、
素直に、諦めるしか無いってことですよね。
その彼女さんは凄くキレイでステキなんですね……。
うん!次……行きます。
私もいい女になる!
百合さんみたいな、大人カワイイ女性を目指しますね!
今日は、どうもありがとうございました。
他言無用、誓います」
「なんだかね~、何の力にもなれなくて…ごめんね」
《沙耶ちゃん、色々と違うけど………私を目指されても困るけど、
憧れが恋に発展せずにすんで、今回はよかったのよね》
軽く頭をポンポンしてあげると、
「そういうの、彼氏にして欲しいです……。
私が落ち込んでないかどうか視てくれたんでしょうけど、この通り大丈夫です!」
どうやらそれほど強い想いではなかった様だ。
沙耶ちゃん、本当に可愛いなぁ…。
22歳。私が隼人を産んだ歳だ。
あの当時、私は『私は結婚に向いてなかった』なんて思ってたんだっけ……。
恋愛しても、結局相手は
心を見透かされて嫌な思いをするんだもんなぁ……。
私の人生に、もう恋愛はない。
もう50歳越えたし今さら………。
そう思っていた。