正義の味方に愛された魔女1
今日は、沙耶ちゃんとバーにお出掛けっていうことで、
少しお洒落をしていて、足元はあまり履かない7センチヒール。
いつもより慎重に歩いていた。
後ろから複数の靴音が聞こえたので、気を遣って端に寄ったつもりだったが、
そのサラリーマン三人は相当酔っ払っているらしく、ふざけ合いながらよろけて
一人が私にぶつかってきた。
「お~い!人に迷惑かけちゃダメだろ~よぉ!
ゴメンねぇ、お姉さん。こいつ、デロンデロンなんでぇす」
いえいえ、貴方もデロンデロンですが。
「いってぇー。あー。すんませ~ん。
どさくさ紛れにナンパすんなよぉ?
ごめんねぇ、綺麗なお姉さん………。
あれ、おばさん?ん?お姉さん?
どっちでもいいけど、だいじょぉぶ?」
ちょっとぉ…腕を掴んで絡むんじゃないよ、めんどくさい!
無視だ無視!
掴まれても今は何も視えない、その気持ち悪い腕を振り払って
ちょうど青になった横断歩道を渡って車道をはさんだ反対側へ逃げた。
なんか、色々と、すごい失礼だったな。
おばさんでもおねえさんでもどっちでもいいし。
「五十路のババアですが何か?」って、言ってやればよかったな……。
むこうだってオヤジかジジイのくせに。
…せっかくいい気分だったのになぁ。
少しお洒落をしていて、足元はあまり履かない7センチヒール。
いつもより慎重に歩いていた。
後ろから複数の靴音が聞こえたので、気を遣って端に寄ったつもりだったが、
そのサラリーマン三人は相当酔っ払っているらしく、ふざけ合いながらよろけて
一人が私にぶつかってきた。
「お~い!人に迷惑かけちゃダメだろ~よぉ!
ゴメンねぇ、お姉さん。こいつ、デロンデロンなんでぇす」
いえいえ、貴方もデロンデロンですが。
「いってぇー。あー。すんませ~ん。
どさくさ紛れにナンパすんなよぉ?
ごめんねぇ、綺麗なお姉さん………。
あれ、おばさん?ん?お姉さん?
どっちでもいいけど、だいじょぉぶ?」
ちょっとぉ…腕を掴んで絡むんじゃないよ、めんどくさい!
無視だ無視!
掴まれても今は何も視えない、その気持ち悪い腕を振り払って
ちょうど青になった横断歩道を渡って車道をはさんだ反対側へ逃げた。
なんか、色々と、すごい失礼だったな。
おばさんでもおねえさんでもどっちでもいいし。
「五十路のババアですが何か?」って、言ってやればよかったな……。
むこうだってオヤジかジジイのくせに。
…せっかくいい気分だったのになぁ。