あたしは必要のない子
ほら、やっぱり、いらないんだ。私。
「ほら、いらないでしょ?私はいらない子なの」
「いる」
あなたは優しいから、私に同情してるの。
私が可哀想だから。って、同情してるの。
「僕が……………。僕が君が必要なんだ」
「なんで。こんな私のどこがいいのよ」
身体中アザだらけ。
親にも見捨てられ、今じゃ私はいらない子。誰も私必要としない。
「全て」
「本当はいらないんでしょ」
「いる」
「なんで?」