変わらないモノ…
久しぶりに海に出た。
もう夜の海は寒かった。
 
おじちゃんの言った言葉を考えていた。
 
「アキ~!!!」
声がして振り向くとシンが手を振っていた。
 
『私いま忙しいんだけど』
軽く睨む
 
「暇そうじゃん!行くぞ!!!」
頭を軽く叩いて腕を引っ張られた。
 
車に乗るとどこかに走り出した。
 
『どこ行くの?』
 
「なぁ~いしょっ!!」
 
 
何度聞いても教えてくれなくて車はどこかに止まった。

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