変わらないモノ…
悪いことしたと反省しながら帰った。
　
さっきまで高かったテンションはさっきの一件で下がってしまいぶつぶつ言いながらご飯を作っていた。
　
「なに一人で喋ってんの？怖いよ」
そう言いながら冷蔵庫を開ける。
　
『コウちゃん！おはよう！！ご飯もうすぐできるからね』
コウちゃんが起きてきたことによってまたテンションは上がった。
　
お茶を飲みながら返事をした。
　
テーブルにできあがったご飯を運び二人で食べた。
　
「なんかあった？」
味噌汁を飲みながら聞いてきた。
　
その一言で思い出してスーパーで会った男の人の話しをする。
　
「どんな感じの奴だった？」
私の話しを聞き終えて男の特徴を聞いてきた。
　
『コウちゃんと同じぐらいの背の高さで、筋肉質な爽やかな男の人だったよ』
私は男を思い出しながら話す。
　
「たぶん俺らが連んでた奴の一人だよ。森と一番仲良かった」
そう言ってから「ごちそうさま」と言った。
　
『ホント！？ならもっとしつこく聞いておけば良かったぁ～』
そう言いながら食器を洗い始める。
　
「また会う可能性は高いよ。その時はちゃんと名前聞きなよ」
そう言って仕事に行く準備を始めた。
< 127 / 177 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop