変わらないモノ…

仕事があったので彼女とは連絡先を交換して明日また連絡すると言って別れた。
　
その日はずっとソワソワしていてヤスくんにからかわれていた。
　
仕事が終わり真っ先に彼女に連絡をする。
彼女も丁度終わったらしく会うことになった。
　
指定されたカフェに行き彼女を見つけると走って行く。
　
頼んだオレンジジュースが来て一口飲んだ。
　
「今はコウちゃん家？」
彼女は聞いてきた。
　
『あなた知ってるの？』
驚いて聞き返した。
　
「カオリでいいから～アキの親友だよ？何でも知ってるから」
得意げな顔をして言った。
　
『なんでも…？』
ダイの言葉とカオリの言葉で私は思考回路が完全にストップした。
　
それからカオリにいろんなことを聞いた。
私たちが出会った時のことやコウちゃんたちとのこと…
　
けど一番聞きたいことは怖くて聞けなかった。