変わらないモノ…
失う…
気がつくと私は部屋にいた。
ベッドに座り頭の中は突然のことばかりでもう働いていない。
 
ドアのノック音がした。
『はい…?』
ドアに向かって返事をする。
 
「俺さ、これから出かけてそのまま仕事行くから戸締まりしっかりな」
ドアから少しだけ顔をだして言った。
 
私は言葉を発さずに首を縦に動かして返事をした。
それを見たコウちゃんは笑って出かけて行った。
 
もう考えたくなくなった私は眠りについた。
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