変わらないモノ…
彼をリビングに通して冷蔵庫からお茶を取り出す。
グラスに注いで彼の前に置いた。
 
「あ、ありがとう」
そう言って一口飲んだ。
 
「久しぶりだね~元気だった?」
コウちゃんと同じ優しい笑顔で笑う。
 
『あの、私…』
「知ってる。コウから全部聞いてる」
私の言葉にかぶせて言ってきた。
 
私は『そうですか』としか言えなくて沈黙になった。
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