変わらないモノ…
着替えを済ませてリビングの扉を開けた。

「アキちゃんおはよぉ~」
朝から爽やかなトモさんだった。

ケンさんは「うーっす」って言いながらまだ眠たそうだった。

『どこ行くの?』
タバコに火をつけて隣にいたケンさんに聞いた。

「秘密~アキちゃんの行ったことない所だよ」
そう言いながら自分のおでこを私のおでこにくっつけてグリグリしてきた。

『楽しいとこ??』
私は負け地とグリグリし返しながら言う。

「俺らといて楽しくないわけないだろ!」
そう言いながら軽く頭突きをしてきた。
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