変わらないモノ…


コウちゃんの話しを聞いて私はダイにお礼のメールをした。
今回のことで自分自身がどれだけ弱い人間か改めて気づかされたと感じた。



部屋でダイにメールを送信した時にタイミング良くインターフォンが鳴った。

「森〜出て」
同時にコウちゃんの声が聞こえる。

私はぶつぶつ文句を言いながら玄関を開けた。

「よぉ…」
小さく手を挙げて立っていたのはケンさんだった。

『久しぶり〜今日はコウちゃんもいるよ♪』
私のテンションとは逆に真剣な顔だった。

ケンさんをリビングに通してお茶を用意する。
変な雰囲気に気付いたコウちゃんはゲームを片づけてタバコに火をつけた。
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