変わらないモノ…
「疲れたぁ~」
喫茶店で休んでいるとコウちゃんはもう限界みたいだ。

私はオレンジジュースを買ってもらってご機嫌に飲んでいた。

「アキちゃんがそれ飲み終わったら帰るか~」
ケンさんがオレンジジュースを奪いながら言った。

『アキまだ観覧車乗ってない!!』
私は思い出したかのように叫んだ。

「森、高いとこダメじゃん…」
コウちゃんは呆れながら私をみた。

『でも乗りたい…4人で乗ったら揺れないじゃん?』
コウちゃんを説得しようとした。

「揺れはしないけど落ちたりしてね♪」
ケンさんが余計なことを言う。

オレンジジュースを取り返して睨んだ。

「二人は休んでなよ。俺がついて行くさ」
それまでのやりとりを笑いながら見てたトモさんが言った。

『ほんとに~??じゃぁ行こう!!』
私は目を輝かせてトモさんを引っ張った。
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