変わらないモノ…
崩れる…
あれから1ヶ月が経ち二人が帰って来る日が明日に迫った。

できればトモさんと会いたくない私は1週間前からバイトを掛け持ちした。

「森?今日あいつら来るけど帰ってこれる?」
ご機嫌なコウちゃんだった。

『これから行って真っ直ぐ夜の仕事行ってまた朝の仕事だから明日の昼になるかな』
私はできるだけ仕事を詰め込んだ。

「そっか~俺さ明後日、休みだからトモの部屋探し手伝うんだ。それまでトモここにいるから」
少し残念そうだけどご機嫌なのは変わらない。

『分かったぁ~行ってきます。』
憂鬱だった。
なるべく合わないように時間をずらそう。
そう考えていた。
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